人生は旅だ

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貸し切りのお風呂で湯あみして至極ご満悦の小猿

流し台のお風呂を楽しむオマキザル

寒々としてくると入浴するのが待ち遠しくなる。湯船に漬かっていると体の芯(しん)から温まるし、頭もしゃきっとした気分になる。なぜ多くの人間はお風呂を好むのだろうか。専用の浴槽にすっかり上機嫌の小猿を見ていれば、少し分かるような気がする。

お風呂でやりたい放題の小猿

台所の流し台をお風呂代わりにしてもらい、ご機嫌の尾巻猿(オマキザル)。お湯の中で疲れを癒やすというよりは飼い主にお湯を掛けてもらっている。そして、体中を洗ったり、手のひらにお湯を貯めて飲んでみたりとせわしない。

途中からは弱酸性のベビーシャンプー*1で泡を立ててごしごしと洗ってもらっている。自分の口を蛇口にぴったり付けて、お湯をごくごく飲もうとするなど、すっかり殿様気分である。

そして、しばらくお湯で流してもらったかと思えば、立ち上がって全身を震わして水をまき散らしている。体の節々を器用に洗ってはお湯をごくりと飲み下し、体をぶるぶるするのを繰り返している。どうやらお風呂がお気に入りのようだ。

水気の付いた猿が体を震わす理由とは?

露天風呂に漬かる日本猿

お風呂が好きな動物は猿以外にも多数存在する。珍しいところだと、カワウソ*2やフェレット*3がそれに該当する。

カワウソは主に水生の生き物で、水遊びができないとストレス*4がたまってしまうそうだ。だから、ペットとして飼育したいのであれば、頻繁にお風呂に入れてあげるのがお勧めだ。

また、フェレットはお風呂に入れないと体臭が強くなるので、2週間に一度くらいを目安にすれば良いはずだ。しかし、過度の入浴は逆効果で皮膚の病気に掛かりやすくなるので注意が必要みたいだ。

ところで、この猿にも当てはまるが、水を浴びた後に体を小刻みに揺れ動かす理由をご存じだろうか。猿の体毛は高密度で、われわれが目視できるのは外側だけだ。そして、内側には柔らかい毛が密集しているそうだ。

つまり、お風呂に入っても濡れるのは外側だけなので、体内はしっかり保温されて温まっているのだ。この小猿のように外側の体毛に付着した水滴を落としさえすれば、体温低下による風邪をひかずに済むのだろう。

ただし、振分親方(元小結高見盛)の方がもっと揺れていたはずだ。

(出典:YouTube

*1:【shampoo】洗髪剤。また,洗髪すること。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*2:イタチ科の哺乳類。頭胴長70センチメートル,尾長50センチメートル 内外。体の背面は光沢のある褐色,腹面は淡褐色。四肢は短く,指の間に水かきがある。泳ぎはきわめて巧みで,魚・貝・カニなどを食べる。ユーラシアに広く分布するが,数が減っている。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*3:【ferret】イタチの一種。ヨーロッパケナガイタチを家畜化したもの。実験動物として用いられるほか,愛玩用。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)

*4:【stress】 精神緊張・心労・苦痛・寒冷・感染などごく普通にみられる刺激(ストレッサー)が原因で引き起こされる生体機能の変化。一般には,精神的・肉体的に負担となる刺激や状況をいう。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)