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しきりに排尿するわん公!塩分を多量に摂取させたら要注意

ほえながら小便をする犬

今さらでもないが、人間にとって犬は親近感を抱く動物だ。犬は猫と並んで、生活の一部として調和している。しかし、われわれは犬のことを知り尽くしていない。時として飼い主の無知が愛犬の死活問題につながってしまうのだ。その戒めとなるような動画である。

ほえるたびに放尿している犬

波止場の辺りをせわしなく歩き回る黒いわん公。このわん公の奇妙な点は、ほえるたびに小便をしていることだ。ただし、歩行しているときは普通なので、特に泌尿器官に疾患があるわけでもなさそうだ。

飼い主らしき人たちも、この光景を気に掛ける様子はなく、むしろ嘲笑している有り様だ。

しかし、この動画を見て「間抜けな犬」とあざけっていたら、とんでもない勘違いである。なぜなら、このわん公の放尿は飼い主たちの犬に関する知識の欠如が招いた「人災」という見方ができるからだ。

人間よりも暑さに弱く、人間より汗をかけない犬

水しぶきをあげて水面を駆けるシェパード犬

いつも元気に走り回っている心象の犬。しかし、汗腺*1が少なく、温度調節が苦手なため、暑さに弱い難点がある。それを補うべく舌を出して体温を下げようとしているそうだ。

つまり、水がある所に飛び込んで、暑さをしのぎたがるのは避けられない。しかし、海水のように塩分が高い水に飛び込ませるのには注意が必要だ。

前述したように犬には汗腺が少ないため、余分な塩分を汗として排出する能力にも限界がある。犬を海水に飛び込ませていると、どうしても海水を飲んでしまう。それによって体内に余分な塩分を蓄積することになり、それが高血圧や内臓疾患の原因にもなり得るのだ。

尿は汗以外で塩分を体外に排出する有効な手段だ。このわん公も体内にたまった過剰な塩分を、少しでも排出しようとして放尿している可能性もある。

もし飼い主たちが「犬の危険信号」に気付いてやれなかったら、事故を起こすのは必至だ。無意識のうちに犬を苦しめてしまう恐れすらあるので注意したい。

「物事の成否は準備で8割決まる」といわれている。だから、一緒に生活をすることを一大決心したのであれば、その動物の特性を熟知しておくべきだろう。お互いが末長く幸せに暮らせるように。

ちなみに、電信柱におしっこを引っ掛けているおっさんは、ただ間に合わなかっただけである。

(出典:YouTube

*1:汗を分泌する腺。哺乳類の皮膚にあり,真皮の中の球状にまいた分泌管と,体表へ伸びた排出管とから成る。ヒトでは,全身に分布するエクリン腺と局所に存在するアポクリン腺とがある。/出典:スーパー大辞林3.0(三省堂 2014年)